【2024年版/現役が語る】20代未経験でゲーム業界に転職する具体的な方法(おすすめエージェントも紹介)

2022年11月14日

皆様こんにちは。ミライです。今回は、

「業界職種未経験の20代がゲーム業界に転職する方法」

をご紹介します。

筆者も実際に20代未経験でゲーム業界に転職しているので、実体験をふまえながらお話できればと思います。

■筆者のプロフィール
・大手IT企業エンジニア
⇒中小ゲーム企業マーケター
⇒大手ゲーム企業マーケター(現)
・20代
・新しいもの好きのミーハー

本記事のポイント

ゲーム業界への転職難易度について解説
業界職種未経験の20代がゲーム業界に転職する方法を具体的に解説

目次

ゲーム業界への転職難易度は?

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結論:20代なら可能だが簡単ではない

20代であればゲーム業界に転職する事自体は難しくありません。

ゲーム業界の平均年齢は約35歳であり比較的若い人が多い業界なので、20代という年齢が転職の足かせになることはないでしょう。

実際に20代未経験で入社してきた人、知人でゲーム業界に転職したという人を何人も知っています。

30代未経験でも転職した方が周りにいます(がやはり数はグッと少なくなります)。

またゲーム業界は職種によって転職のハードルが大きく異なります。

特に未経験でも比較的応募しやすいゲームプランナー職は高倍率であったり、逆にエンジニア職は業界経験がなくとも職種の経験があれば重宝されたりと、職種ごとに転職難易度は大きく異なります。

大手ゲーム会社は狭き門

業界職種未経験であれば大手ゲーム会社への転職は難しいです。

当然大手企業であるほどスキル・経験があり即戦力となる人材が集まるため、わざわざ未経験者を採用するメリットが少ないためです。

ゲーム業界に限った話ではありませんが、ゲーム会社は大手の上場企業ほど年収・福利厚生がしっかりとしている傾向にあるため、経験者の人気も常に高いです。

またゲーム業界は成果物(デザインやコード、BGMなど)が形に残る明確なものなので、転職時に提出を求められるポートフォリオで勝る事は難しく、敷居が高くなってしまっています。

未経験者が「某ゲームタイトルでキャラクターデザインを担当していました!」みたいなデザイナーにアウトプットで勝つことは難しいですよね

特にコンシューマーソフトを手掛ける国内ゲーム会社は軒並み大手企業です。

誰もが知るゲーム会社の任天堂やCAPCOM、バンダイナムコ、スクエア・エニックス、コナミ、コーエーテクモ、セガサミーあたりは全て上場企業です。

ゲーム事業だけでも従業員数3000人を超える会社もあります。

未経験でこれらの大手企業に就職するのは難しいですが、モバイルゲームの開発が主軸の会社はコンシューマーに比べて規模が小さく、未経験可の求人も多い傾向にあるため狙い目です。

また平均年齢もコンシューマーに比べて低いです。これはモバイルゲームは10年ほど前から急激に成長した市場であるため歴史が浅いからです。

モバイルゲームの先駆者的存在とも言える「パズドラ」は今年で10周年ですよね

ゲーム業界は未経験者に易しくない

未経験可の求人は少ない

「ゲーム業界 未経験 求人」で調べれば分かりますが、業界職種未経験の求人は少ない事が分かるかと思います。

未経験可の求人はデバッカーやカスタマーサポート(お問い合わせ窓口)が多く、エンジニアやデザイナーは何かしら通ずる経験やスキルが求められる事がほとんどです。

上記した通りゲーム業界は職種によって転職のハードルが大きく異なります。

プログラミングやデザインなど何かしらゲーム業界で活かす事の出来る能力を持っているか、持っていなければある程度希望する職種は線引きする必要があります。

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未経験者は登録出来ない転職エージェントもある

ゲーム業界への転職で使われる有名な転職エージェントサービスには下記のようなものがあります。

一見ゲーム業界特化のサービスほうがいいのでは?と思うかもしれませんがそういう訳ではありません。

G-JOBエージェントシリコンスタジオ エージェントファミキャリ!あたりはそもそもゲーム業界の経験者向けのサービスなので、紹介出来る求人が絞られる事もあり、未経験の場合はそもそも登録出来ないケースもあります。

業界職種未経験の方がゲーム業界に強いとされる転職エージェントを使用するにはややハードルが高いものが多く、選択肢も限られています。

未経験で転職する事は可能ですが、決して未経験に易しい業界ではないので入念な準備が必要です。

転職エージェントの選び方はこちらの記事で詳しく解説しています。

具体的な方法【7ステップ】

ここからは20代未経験で転職するための具体的な方法を7ステップに分けて紹介します。

実際に筆者が業界職種未経験で転職した際に感じた事やこうしとけばもっと楽に転職出来たかもしれないと思った事をふまえてご紹介していきます。

1.自己分析
2.ゲーム会社の種類を知る
3.ゲーム業界の職種を知る
4.求人探し・コツ
5.志望企業の精査
6.書類通過(職務経歴書)の攻略法
7.面接対策

【1/7】自己分析

本当にゲーム業界で働きたいのか?

多くの方はゲームが好きだからゲーム業界を志望しているのではないかと思います。

実際に僕もそうでした

ですがゲーム業界の人間だからこそお伝えしたい事は

ゲームが好き=ゲームを仕事にする事が幸せ とは限らないという事です。

強いられるゲームは面白くありません。人間関係などの外的な要因でゲームを嫌いになる可能性だってあります。

好きだったゲームが嫌いになってしまう事はとても悲しい事なので、「自分は本当にゲーム業界で働きたいのか?」と今一度自問自答してほしいと思います。

↓こちらの記事では現役でゲーム会社に勤める筆者が、ゲーム業界のネガティブな部分をあえて紹介しています。

好きな事を業界・得意な事を職種に

「ゲーム業界で働きたいのか」

そんな自問自答もふまえ、自己分析に一押しのYouTuberを紹介します。

それがYou Tubeチャンネル「八木仁平の自己理解チャンネル」です。

この方のノウハウは

好きなこと[情熱]×得意なこと[才能]×大事なこと[価値観]

が重なる事を仕事にするべきだという考え方の元、自分が本当にするべき仕事、成果を出せる仕事を客観的に分析する事が出来ます。

https://www.jimpei.net/entry/yaritaisigoto

このチャンネルでまず1番最初に見るべき動画を下記で紹介しているので、よかったら見てみて下さい。

自己分析は転職を考える上での最も大切な指針となります。

非常に大切なステップなので、ぜひ時間をかけて自分と向き合ってみて下さい。

【2/7】ゲーム会社の種類を知る

ここではゲーム会社を種類別に紹介します。

コンシューマー系

代表的な会社

・CAPCOM
・スクエア・エニックス
・コナミデジタルエンタテインメント
・バンダイナムコエンターテインメント
・セガグループ
・コーエーテクモ

プレイステーションやニンテンドースイッチなどの据え置き型ゲーム機器(いわゆるコンシューマーゲーム機)でプレイ出来るゲームソフトを中心に開発しています。

コンシューマー系の特徴は、ほとんどが規模の多い大企業である事です。

ゲーム事業だけで従業員3000人の会社も存在します

コンシューマー系の分類をしていますが、ほとんどの会社がモバイルゲームも手がけています。

またPC上でもプレイ出来るゲームも増えつつあり、コンシューマー、モバイル、PCを包括的に手掛ける会社が多いのが特徴です。

モバイル系

代表的な会社

・Cygames
・コロプラ
・ガンホー
・MIXI
・GREE
・DeNA
・KLab
・Aiming
・gumi
・ドリコム

スマートフォンでプレイ出来るモバイルゲームアプリの開発を中心としたゲーム会社です。

ハードウェア系・コンシューマー系と比較して最も会社の母数が多く、市場規模も大きいのがモバイルゲームの特徴です。

第二新卒や未経験で転職を狙うなら、最も現実的な会社の選択肢になってくるでしょう。

ハードウェア系

代表的な会社

・任天堂
・ソニー・インタラクティブエンターテイメント
・Microsoft
・Valve

プレイステーションやニンテンドースイッチ、Xboxなどゲーム専用のハードウェアを開発している会社の事です。

世界的に見てもでもソニー(プレイステーション)、任天堂(ニンテンドースイッチ)、Microsoft(Xbox)の3強です。

最近ではSteamの運営会社であるアメリカのValveが携帯型ゲーム機「Steam Deck」を発表し、ハードウェア市場に参入しました。

3社の牙城を崩すかもしれませんね

番外編①:eスポーツ

昨今、eスポーツが顕著な人気を博しています。

eスポーツタイトルのパブリッシャーや受託で会場の設営・大会のディレクションを行う専門の会社も出て来ました。

企業歴史も浅く、未経験での転職チャンスもある業界なので、主要な会社は抑えておきましょう。

eスポーツのオフラインイベントでチケット6000枚超が即完売したり、eスポーツ大会そのものが増加してきたりと非常に目覚ましい発展を遂げています。

ゲームを観戦する文化が日本にも根付いてきましたね

パブリッシャー/デベロッパーの違い

ゲーム開発は一つと会社が全てを手掛けていると思いがちですが、実際にはパブリッシャーとデベロッパーがお互い協力して開発しています。

パブリッシャーはゲームの企画、販売、マーケティングなどを手掛け、一言で言えばタイトルの版権元となる会社の事です。

デベロッパーは実際にゲームを作り上げる開発が主体の会社です。

エンジニアやデザイナーらを社内に多く抱えたクリエイターの集団で開発に特化しています。

任天堂やスクエニのように1つの会社がパブリッシャーとデベロッパーを兼任している事もあるため一概には言えませんが、それぞれの役割がある事は知っておきましよう。

こちらの記事で詳しく紹介されているので詳しく知りたい方はご覧下さい。

ゲーム会社の年収

こちらの記事では各ゲーム会社の平均年収と代表作をまとめています。

すべての会社を網羅しているわけではありませんが、主要な会社は抑えています。

会社選びの参考にもなると思いますのでよかったら御覧ください。

【3/7】ゲーム業界の職種を知る

ここでは簡単にゲーム会社の主な職種について紹介します。

ゲームプランナー系

・ゲームプランナー
・シナリオライター
・ディレクター
・プロデューサー など

ゲームの企画、ゲームバランスの調整、仕様書の作成、シナリオ作成、全体スケジュールの管理などゲームの骨組みとなる部分を構成・管理します。

ゲームを成り立たせるためのコアな設計や調整を行うのでタイトルへの深い理解が求められます。

明確なスキルが必要でないので未経験でも転職チャンスがある職種ですが、ゆえに倍率も高くなりがちです。

会社のゲームを既にやり込んでいる、ゲームの内容を熟知していればグッと転職成功確率は高まるでしょう。

ゲームプランナーで経験を積んだら、ディレクターやプロデューサーなど誰もが憧れるキャリアパスも開けてきます(なれるかどうかは別の話)

デザイナー系

・2Dデザイナー
・3Dデザイナー
・UIデザイナー
・エフェクトデザイナー
・アニメーションデザイナー
・イラストレーター
・映像デザイナー など

ゲームのビジュアル部分全般を担う職種です。

デザイナーの中でも専門性が異なるため、一覧のように細分化されます。

プランナーやシナリオライターからの要望を具現化するため、創造力やセンスが問われます。

ゲーム業界の経験はなくともデザインスキルがあれば未経験でも転職のチャンスはあります。

エンジニア系

・サーバーエンジニア
・ネットワークエンジニア
・フロントエンドエンジニア
・IOS,Androidエンジニア
・AIエンジニア
・プログラマー
・グラフィックスエンジニア など

ゲームの仕様やキャラクターの動作、ネットワークの構築など手掛けます。

エンジニアの中でも役割によって細分化され、求められるスキルも大きく異なります。

プログラミング・コーディングはもちろん、職種によっては負荷処理、脆弱性審査、光学、統計など非常に専門的な能力が問われる(活かせる)場合もあります。

スキルがあれば他業界からの転職チャンスも大いにあります。

また昨今のゲーム業界ではエンジニアが不足している背景もあり、給与も上昇傾向にあります。

サウンドクリエイター系

・サウンドデザイナー
・コンポーザー
・作曲家
・声優 など

ゲーム内の音楽、BGM、効果音、作曲、レコーディング収録などゲーム内のサウンド全般を担います。

これらの経験、スキルがあれば他業界からの転職チャンスがあります。

デバッカー系

仕様通りにゲームが動作するか検証する職種です。

バグチェック、エラーチェックを行い、会社によっては新卒はデバッガーから入るところもあるんだとか。

全職種の中でもアルバイトや未経験の募集が多く、未経験転職のハードルが低い職種と言えます。

マーケティング・広報系

・広告運用担当
・SNS担当
・広報
・グッズ担当
・アライアンス担当 など

市場調査や広告出稿、Twitter・You Tube・公式HP運用などゲームを売るためのマーケティング戦略・流通を担当する職種です。

ゲームをゲーム外の施策でプロモーションしたり、ファンになってもらうための施策を企画・実行します。

プロモーション担当や広報などは未経験でも転職ハードルが低いためおすすめです。

筆者はゲーム会社でマーケティング関連の事業部に在籍しており、比較的業務内容に詳しいので詳細を知りたい方はこちらの記事を見てみて下さい。

ゲーム会社の職種について詳しく知りたい方はこちらの記事でまとめておりますのでぜひ御覧ください。

【4/7】求人探し・コツ

転職エージェント

転職をするならエージェントへの登録は必須です。無料なので使い倒しましょう。

ゲーム業界未経験の方はゲーム業界特化型よりもゲーム業界に強い総合型のエージェントがおすすめです。

ゲーム業界特化型のエージェントサービスはゲーム業界は未経験だけどデザインやエンジニアリングスキルなどクリエイター向けのスキル、経験がある方にはおすすめです。

基本的に3社ほどのサービスを併用して転職活動する事が多いかと思うので、自分に合ったものを複数登録しておきましょう。

ここでは筆者が登録して活用した事のあるサービスの中から、おすすめする(お世話になった)サービスをご紹介します。

おすすめ1位:GEEKLY(ギークリー)

求人数23,000件以上
対象者IT・WEB・ゲーム業界を志望の方
使用料金無料

Geekly(ギークリー)の強み

平均年収アップ率 77%

ユーザー満足度 81%

IT・WEB・ゲーム業界を専門とした転職支援サービスで、総合型ながらゲーム業界の求人を多く取り扱っています。

総合型の転職エージェントの中でも特にゲーム業界に強く、実際に私も登録しましたがエージェントの方が業界の専門性を理解されていると感じとても頼りがいがありました。

私が元々ゲーム業界出身でないこともあり、ゲーム業界以外の求人を提案してくるエージェントも多い中、ギークリーの方はゲーム業界の求人に絞って提案頂きました。

そのため純粋に他のエージェントサービスと比較してゲーム会社の求人を多く紹介してくれた事がとても好印象でした。

またゲーム業界と親和性の高いIT、WEB業界のみ取り扱っているため、ゲーム業界以外の良求人を一応見ておきたい方にもおすすめです。

エージェントとの相性もありますが、ゲーム業界を志望するならマストで登録をおすすめするサービスです。

筆者はもともとエンジニアなのですが、エンジニア以外の職種でゲーム業界に入りたいですと当時のエージェントさんに要望したら、苦笑いされながらちゃんと僕の要望通りに求人を紹介してもらってましたw

エンジニアならたくさん求人あるんですけどねぇ〜とか言われてたな

また直接関係ないかもしれませんが、エージェントとやり取りする時のマイページ画面が見やすくて使いやすかったです。

求人情報やエージェントとのメッセージ、書類が通過したかどうかがぱっと見て分かるのは意外と重要です。

詳しくは下記から確認してみて下さい。

詳細はこちらから↓

おすすめ2位:マイナビエージェント

マイナビエージェントの強み

20代の転職エージェント満足度No. 1

転職エージェント最大手のサービスです。

20代の転職エージェント満足度No1(GMOリサーチ株式会社調べ)を獲得しており、第二新卒転職にも強いサービスです。

首都圏・関西圏・東海圏と立地による求人制限が少ないのも特徴です。

実際に使用してみての感想ですが「20代の転職に強い」事が体感出来ました。

20代相応のスキル・経験に合わせた求人が多く、言い方はあまり良くないかもしれませんが、手が届きそうな求人を紹介頂く事が多かったです。

ゲーム業界に限らず、様々な業界の求人を紹介してほしい方や、20代転職のしやすさは抜けたエージェントサービスだと思います。

詳細はこちらから↓

おすすめ3位:リクルートエージェント

リクルートエージェントの強み

転職支援実績数No.1

業界トップの求人数

求人数が業界最大数のド定番転職エージェントです。

シンプルに求人の数が多く、選択肢が広がるので愛用していました。情報収集用としても重宝しました。

ゲーム業界はもちろんですが「他業界の求人も見てみたい」「業界選びから見つめ直したい」という方はとりあえず登録しておいていいと思います。

圧倒的な求人数から、自分の選択肢を広げてくれると思いますよ

また良いエージェントさんに当たったからかもしれませんが、職務経歴書の添削が非常に丁寧でした。

そのほかにも面接対策や自己分析など、転職活動全般のサポートがとても手厚く、さすが大手のエージェントサービスだなと感じました。

恐らくエージェント内部でも書類添削のテンプレートや面接のノウハウが共有されていてある程度定型化されているのだと思います。

詳細はこちらから↓

【業界経験者&経験者相応のスキルを持つ方限定】:シリコンスタジオエージェント

求人数2500以上
対象者ゲーム・映像業界に転職希望の方
使用料金無料

シリコンスタジオエージェントの強み

ゲーム業界特化型サービスの中で求人数最大規模

70%が非公開求人

リリース前のゲームタイトルや人気のため公開募集できないタイトルの取り扱いあり

関東・関西以外も紹介可能

正社員・派遣どちらでも紹介可能

おすすめの方

ゲーム業界志望の方はとりあえず登録しておくべきエージェントです。

シリコンスタジオエージェントの親会社(シリコンスタジオ)はCG技術の開発、サービス提供を行なっている会社で、大手ゲーム会社へのCG技術の支援を行っていることから独自のパイプがあります。

そのため大手ゲーム会社を狙う方は必須で登録しておくべきでしょう。

サイト内で公開求人が多く掲載されており、求人のチェック用としても重宝します。

シリコンスタジオエージェントはゲーム業界経験者限定(優遇)のエージェントサービスですが、相応のスキルがある方は登録出来るみたいです。

詳細はこちら↓

おすすめの転職エージェントについては下記の記事で詳しくまとめていますのでぜひ参考にしてみて下さい。

転職サイト

dodaやリクナビnext、Green、ゲーム業界特化ならシリコンスタジオエージェントなど大手転職サイトを利用すれば包括的に求人を把握出来ます。

どんな求人が出ているのか分かるのはもちろんですが、求められる経験とスキルが具体的に書かれているので、自己研鑽の道しるべになります。

筆者は情報収集用として活用していましたし、次の転職に向けて今でも頻繁にチェックするようにしています。

企業のリクルートサイト

行きたい会社が明確に決まっている方は企業の採用ページ(直応募)で問題ありません。

また企業視点ではエージェント経由で採用するよりコストが少なく済むため、公開している求人であれば直接応募した方がいいかもしれません。

会社によっては最新の求人情報を知ることが出来たり、採用セミナーを開催している企業も多いので、頻繁にチェックしておくべきでしょう。

転職は企業が求める限られたパイを奪う椅子取りゲームに近いので、最新の求人は比較的書類の通過率も高いみたいです。

こんな感じに更新情報が記載されている会社もあります(任天堂HPより)

【5/7】志望企業の精査

コツ1:口コミを見る

転職会議やopenworkに登録すれば社内の人間(退職者含む)の口コミを見ることが出来ます。

給料や評価制度、社内体制、風土など貴重な社内情報を入社前に知ることが出来る数少ないサービスです。

「こんな会社だと思っていなかった…」「求人の情報と明らかに違う」といった認識ギャップを事前に防ぐ事が出来ます。

どちらも月1000円程度見ることが出来ますが、1000円得られる情報としては破格の内容なので登録しておきましょう。

転職会議↓

転職会議

※会員登録すると48時間、転職会議内の企業口コミが見放題。また在籍した企業の口コミを投稿すると、最大90日間企業の口コミが見放題です。

OpenWork↓

コツ2:代表作・直近でヒット作はあるか

特にパブリッシャーを志望している方は、志望企業が直近どんなゲームをリリースし、そのゲームタイトルが好調かどうか確認しておきましょう。

ゲーム業界は利益率が高い業界ですが、反面リリースしたゲームが売れないと大幅に赤字を被ります。

外部の人間が売上や会社の環境を知ることは難しいですが、転職先の待遇が劣悪な環境である事を事前に防ぐためにセールスランキングや公式Twitterのフォロワー数を見ればある程度の規模感が分かります。

上記の口コミサービスとセットで確認して置くと安心です。

コツ3:求めている人材を読み切る

高等テクニックですが、転職を成功させる確率がグッと上昇するコツをお伝えします。

業界未経験の転職者がやりがちなのですが、未経験可の求人だけ探して応募することは転職の成功から遠のきます。

未経験者こそ業界経験者の求人に目を通すべきです。

業界職種未経験者であっても最終的には経験者と同じ業務内容や成果を求めるわけなので、業界経験者の求人に記載されている応募条件に注目して下さい。

ここではエンジニアの例を出しますが、かなり具体的なスキルセットと経験が記載されているかと思います。

とあるゲーム会社のインフラエンジニアの求人です

最終的に経験者求人の要項に書かれてある業務内容を遂行できるポテンシャルがあることをアピールして下さい。

ゲーム業界未経験の転職者はここをどうやってアピールするかが転職成功の分かれ道です。

未経験者大歓迎の求人には未経験者でも出来そうな要項しか記載されていません。そんな募集要項に対した価値はありません。

会社がどのポスト(職種)を求めていて何を担当してほしいのか。事業のどこを強化・補強したいのか。

会社のリクルートサイトから未経験者求人と経験者求人双方を見て読み取って下さい。

そのポストに自分の実績なり、資格なり、知識なり、今行っている勉強内容なりをアピールする事が未経験転職の成功に繋がります。

【6/7】書類通過(職務経歴書)の書き方

攻略法

職務経歴書は志望する企業ごとに変えて提出しましょう。

めんどくさいとは思いますが、ゲーム会社は数がそんなに多くありません。

特に大手企業は両指で収まります。一つ一つの志望を大切にしていかないとあっという間に玉がなくなります。

上記の項目でも話していますが、未経験者の求人だけでなく自分が志望する職種の経験者求人も確認しましょう。

双方の求人から、会社が求めている事に対して応える事が出来る、または応えるポテンシャルを持っていることを職務経歴書に多めにかきましょう。

企業ごとに求めているポジション・業務内容が違う以上、職務経歴書もそれに合わせて書く必要があります。

特に未経験者にとって書類が通るかどうかは鬼門です。

面接に呼ばれる可能性を高めるためにも、企業に合わせた職務経歴書を作成しましょう。

エージェントに添削してもらう

職務経歴書はエージェントに添削してもらうのが1番てっとり早いです。

ネットである程度形を作ってあとはエージェントに必ずフィードバックをもらいましょう。

上記でも話していますが、ゲーム会社はそこまで数が多ない上に、第二新卒・未経験者の書類が通るかは鬼門です。

おそらく書類落ちの報告を多く経験することになりますが、通過する確率を少しでも上げるためにプロに添削してもらいましょう。

自分が活用した中では、リクルートエージェントが非常に添削が丁寧でスピード感があったので登録をおすすめします。↓

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【7/7】面接対策

面接対策に取っておきの動画をご紹介します。

それが『【転職】サラタメのホワイト転職』というYouTubeチャンネルのこの動画です。

ぶっちゃけこの動画の通りに対策すれば間違いないです。

面接で聞かれる内容とその流れ、そして意識するポイントを10分足らずでとてもわかりやすく解説されています。

転職の面接は初めての経験になる方も多いと思いますが、転職面接は就活の時の面接と全く違います。

この点を理解しないと間違いなく失敗しますが、このサラタメさんの動画を見れば解決します。

私はこの動画の通りに対策して面接に望みましたが、今の上司(当時の面接担当)に面接で熱意が伝わったと評価してもらいました。

有料級の面接対策動画です。

志望先のゲームタイトルをプレイする

必ず志望する会社のゲームはプレイしてから面接に望みましょう。

プレイしないで志望する転職者も意外と見かけますが、それが許されるのは業界経験者だけです。

面接では自社のゲームをプレイしたことがあるか高確率で聞かれますが、未プレイなら通過するのがぐっと難しくなると思って下さい。

どの職種でも担当するタイトルがどんなゲームで何が魅力的なのかを把握する必要があります。

既プレイなら「タイトルについてどう思ったか?」などから派生して会話出来ます

採用者視点でもここの会話は非常に重要視されます

またもし未経験者を採用した場合、タイトルの理解を深めるためにゲームを業務内にプレイさせる会社もありますがプレイ済みだとその時間を削減出来ます。

そのため採用視点でも転職者にかける教育コストを削減出来るので好印象です。

未経験者が面接対策する上で、ゲームプレイは最も効率が良い対策なので志望先のゲームはプレイしてから面接に望みましょう。

エージェントに模擬面接してもらう

ここもエージェントの力に頼りましょう。

初めての転職面接になる方も多いはずなので必ずエージェントからのフィードバックはもらうべきです。

エージェント側も転職成功したら自分の評価になるので、快く力になってくれます。

ゲーム会社の面接ではどんな質問がされるのか、エージェントのノウハウをぜひ活用しましょう。

まとめ

今回は「業界職種未経験の20代がゲーム業界に転職する方法」というテーマでお話しました。

熱意があれば、あとは行動するのみ。

良い職場に巡り会えるよう、誰かの手助けになれれば幸いです。

また他にも聞きたい事があれば下のフォームからコメントして下さい。

ご愛読ありがとうございました。

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