【現役の業界人が語る】ゲーム業界に20代未経験で転職する方法を解説

2024年7月2日

本記事はゲーム業界で働きたい方、興味はあるけど実際どんな業界か分からない・不安という方に向けて転職するための具体的な方法が分かる記事となっております。

こんな方におすすめです。

  • ゲーム業界に転職を検討されている方
  • ゲーム業界に転職する確率を上げたい方
  • ゲーム業界の就業について理解を深めたい方

特に、ゲーム業界に未経験で転職したい方はこの記事を一読すれば確実に転職を成功させる確率をUPすることが出来るはずです。

この記事を書こうと思った背景はネットの検索「ゲーム業界 転職 未経験」など上位に表示される記事が、転職エージェントや転職サイトのアフィリエイト広告記事ばかりで有用な内容を発信している記事が皆無だったためです。

今回はゲーム業界で転職経験(業界未経験の時、経験者の時どちらも)のある筆者が、公開可能な範囲で転職ノウハウをお伝えしますので、興味のある方はぜひ最後までご覧ください。

転職の成功確率を上げることを保証します。

■筆者のプロフィール

  • 関東在住の20代後半男性。
  • 新卒で大手IT企業のエンジニア→2年で退職
  • ゲーム業界未経験で中小ゲーム開発会社に転職→2年で退職
  • 大手ゲーム開発会社に転職(現職)
  • ゲーム業界では一貫してマーケティングに従事
  • 今後もゲーム業界でキャリアを築いていこうと思っている
  • 1児の父。子育てに奮闘中。

目次

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第1章: ゲーム業界の魅力とは?

日本・世界へ影響力のあるコンテンツに携わることができる

日本のゲームは世界に誇るプロダクトです。

マリオ、ポケモン、ドラクエなど数多くのゲームIPが世界中で遊ばれ、IP大国日本と呼ばれるほど。これらのゲームに携わる事が出来る事が何よりの魅力でしょう。

東京オリンピックでは安倍元首相がマリオで登場しましたね
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技術革新の最前線で仕事が出来る

ゲーム業界は常に技術革新の最前線にあり、魅力的な技術にふれながら仕事をすることが出来ます。

直近では生成AIや仮想現実(VR)、拡張現実(AR)、クラウドゲームなど新しい技術がゲーム業界のみならず注目されています。

ゲーム業界は主にデジタルコンテンツを取り扱うその性質から、国内でも最先端のエンジニアリングを駆使しており、デジタルの世界では先をいく業界です。

特に今の20代はデジタルネイティブ世代と言われ、物心がついた時からスマホやゲーム機に触れ、エンターテインメントと共に歩んできた世代でもあります。

これらの最先端の技術に若いうちから積極的に関わり、新しいゲーム体験を創造するチームに参加することができる点は非常に魅力的な点だと思います。

非常なクリエイティブな仕事が出来る

ゲームはストーリー、デザイン、サウンド、プログラミングなど多岐にわたるスキルと分野が融合した総合芸術と言われ、各分野のクリエイターが協力して1つのコンテンツを作りあげます。

より心躍るストーリーを考え、一目で惹きつけるデザインを作り上げ、いつまでも耳に残るサウンドを作り、それらを画面上で成り立たせるためにプログラミングがなされます。

ゲーム開発の現場は、自身のアイデアやクリエイティビティを発揮し、業界に新たなインスピレーションをもたらすことができる、非常にクリエイティビティな仕事です。

1クリエイターとして、これほど恵まれた環境はそうそうありません。

若い才能を発揮する事が出来る、最高の環境だと思います。

ゲーム好きと一緒に働く充実感がある

ゲーム業界で働く人の大半はゲームが好きです。

ジャンルの違いはあれど、職場の人がみな共通の趣味(ゲーム)というのは実は結構すごいことで、人間関係の構築やコミュニケーションにもポジティブに働きます。

同じ志を持った仲間と働くことが仕事や人生において非常に重要なのは私に言われずともかと思いますが、ゲーム業界はそれを体現した業界なのです。

第2章: 20代未経験者がゲーム業界で転職するメリットとデメリット

【メリット】「ゲームが好き」のエネルギーを仕事に費やせる

前章でも軽く触れましたが、何よりもメリットは、好きなことを仕事にすることが出来るということです。

「ゲームが好き」という情熱が、仕事において何よりの武器となります。

ゲーム業界に限らず、仕事で大きな成果をあげるひとは、その分野に対して強い情報を持っています。

好きだから情熱がある
→情熱があるから仕事で成果をあげる
→成果をあげると更に仕事が好きなる

といったキャリアの好循環を作り出すことが出来ます。

人生で多くの時間を費やす仕事において、「好き」のエネルギーを仕事に転換させることは、非常に重要な視点です。

【メリット】若きアイディア(才能)を発揮できる

未経験でも20代ならではの斬新なアイディアや視点を活かす事が出来ます。

他の業界からの視点や提案がゲームに取り入れられる事は珍しくありません。

業界の枠組みにとらわれない企画やデザイン案がユーザーから評価される事もあります。

歴が短くても活躍するチャンスは大いにあり得る業界です。

【メリット】成長の機会に恵まれている

前章でも触れましたが、最新のデジタル技術に触れる機会が多く、若いうちから貴重なスキルを身につける機会に恵まれます。

例えば、ゲーム開発の分野では、プログラミング言語やゲームエンジンの習得、グラフィックデザインや音楽制作などのスキルの習得が必要ですが、これらはゲーム業界以外でも貴重なスキルセットです。

もしゲーム業界以外で働きたくなっても、高いスキルを身につけておけば必ず他の業界で活躍出来ます。

意外にも汎用性の高い技術をゲーム業界では身につける事が出来るのです。

また比較的平均年齢が若い業界のため、20代のうちから大きな仕事を任せてもらえるケースも多く、成長の機会に恵まれています。

業界でのスキルや知識を着実に向上させ、キャリアの成長に繋げることができます。

【デメリット】競争の激化による実力主義

ゲーム業界は競争が激しく、特に未経験者は他の応募者との競争が激しくなります。

例えばゲーム開発企業では、経験豊富なエンジニアやデザイナーが求められることが多く、未経験者はその点で不利になる可能性があります。

さらに、業界の求人市場は狭く、人気のポジションに対する応募が多いため、未経験者が選考で選ばれるためには、特に優れたスキルやポートフォリオが必要になります。

ですが本記事では、未経験でもゲーム業界に転職する確率を上げる方法をこれからお教えいたします。

次章では、そのための準備とスキルの獲得方法について詳しく見ていきましょう。

第3章: 転職に向けた準備とスキルの獲得方法

ゲーム業界への転職を成功させるためには、準備と必要なスキルの獲得が不可欠です。

特に20代未経験者は、これらの要素をしっかりと身につけることで競争力を高めることができます。

本章ではゲーム業界の理解を深めるために、業界人の視点もふまえて解説します。

ゲーム会社の種類

一般的にゲーム会社とは、ゲームソフトまたはゲーム機器を製造・販売している会社を指します。

細分化していくとパブリッシャーやデベロッパーに分かれていたり、国内企業なのか、外資企業なのかでも大きく企業体質が異なりますので、ここでは私がざっくりと分類わけをして紹介します。

国内ゲーム開発会社

日本国内に本社があるゲーム開発会社を指します。

中でも任天堂はNintendo Switchを、ソニーインタラクティブエンターテイメント(以後SIEと略します)はPlayStationを開発しており、国内のゲーム業界でも影響力の多い会社です。

またスクエア・エニックス、バンダイナムコエンターテイメント、CAPCOM、KONAMI、SEGA、コーエーテクモは国内の6大ゲーム会社と括られる事が多く、開発規模や従業員数も多い企業です。

直近10年ではソーシャルゲームの台頭により規模を大きくしたmixi、ガンホー、サイバーエージェント、コロプラあたりが有名です。

いわゆる誰もがイメージするゲーム会社であり、日本から世界に向けて自分たちでゲームを作り上げていく企業と行って良いでしょう。

著名な企業ほど人気があり、新卒だろうと中途であろうと入社は難しいと言われます。

外資系ゲーム開発会社

外資系のゲーム会社は、基本的に開発は国外で行い、国内ではプロモーションやローカライズなどを行う事が一般的です。

近年国外のゲーム会社の台頭により、数が増えています。

国内ゲーム会社との大きな違いは、実際の開発現場が国内にあるかどうかで、ゲーム外のイベントやデザイン(Webサイトなど)、ローカライズの拠点となっている事が多いです。

そのため希望する職種次第ではそもそも枠がない事や、英語が必須になっているケースもあります。

デベロッパー

デベロッパーとは開発を担う専門の部隊の事です。

ゲーム開発全般を担う事もあれば、エフェクトやアニメーション、サウンドなど分野に特化した企業など様々です。

パブリッシャー(発注元)から制作の依頼を受けて、物を納品する役割を担っています。

企業規模が大きくなるほど、パブリッシャーとデベロッパーの機能を持ち合わせている企業も多くなるため曖昧になりがちですが、例えばポケモンを開発するゲームフリークなど、あえて組織を別に持っているケースも存在します。

こちらのサイトで詳細確認出来ます↓

https://gamemakers.jp/company-list

その他ゲーム関連企業

ゲームメディア
eスポーツ関連

ゲームソフトやハードを開発しているわけではありませんが、関連する企業群です。

ゲーム攻略メディアやeスポーツイベントの専門商社、動画プラットフォームなどが挙げられます。

業界人のワンポイントアドバイス

筆者の個人的な意見としては、可能であれば国内のゲーム開発会社に入社することをおすすめします。

職種にもよりますが、様々なクリエイターやそれらを支えるバックオフィスらが一丸となって開発を進める現場で学ぶ事は非常に多く、とても良い経験になります。

現場で密なコミュニケーションを取る事が何よりも素晴らしい経験になりますし、20代での財産になります。

外資系だとどうしても開発現場と一緒に進めていく事は難しい側面があり、経験の浅いうちは現場で仕事を進める経験をしたほうが将来にいきていくと思います。

ゲーム業界の就業の基礎知識

一般社団法人コンピュータエンターテイメント協会が発表している「ゲーム開発者の就業とキャリア形成 2022」を一読することをおすすめします。

ゲーム業界の正社員比率や年収、年齢層などを知る事が出来ます。

https://www.cesa.or.jp/uploads/2023/info20230208.pdf

筆者の独断で重要な事項を抜粋します。

※2022年、商業ゲーム開発者約387人の調査によるデータとなっています。

男女比:76:24
勤務地:関東80%、近畿地方14%、その他6%
正社員比率:約80%
平均年収:606万円

業界の知識を蓄える

ゲーム業界のニュースやトレンドを抑えて置くことも重要です。

すぐに業界知識をインプットすることは難しいため、毎日コツコツと情報収集していくことが大切です。

ゲーム業界のメディアで最大規模のhttps://www.4gamer.net/は最低限目を通して置くことをおすすめします。

関連するスキルの獲得

ゲーム業界では、プログラミング、アートデザイン、サウンドデザイン、ストーリーテリングなど、職種に応じたスキルが求められます。

どの職種で転職を望むのかによりますが、大前提、ある程度その道のスキルや知識が必要です。

転職者は下記4パターンに分類出来ます。

  1. 「業界」「職種」も同じ
  2. 「業界」は違うが「職種」は同じ
  3. 「業界」は同じだが「職種」は違う
  4. 「業界」「職種」も違う

1.2の場合、転職のハードルは低いです。

そもそもゲーム業界は他業界からの転職が非常に多く、求められる職種のスキル・経験年数があれば業界未経験でも全く問題ありません。

4の場合はハードルが高い転職活動になりますが悲観する事はありません。

筆者もこのパターンで転職していますし、周囲を見渡しても多数見かけます。

ただし希望する「職種」についてはある程度線引きする必要があります。

特にクリエイター職(デザイナー、エンジニア、サウンドクリエイター)への転職は職種未経験ではほぼ不可能です。

法人での経験や最低限専門学校、美術・芸術大学など卒業するなどと言った経歴が必要になるでしょう。

逆に具体的なスキルセットが不要なゲームプランナーやカスタマーサポート、デバック、バックオフィス(広報、マーケティング)らであれば転職のチャンスがあります。

ポートフォリオの構築

サンプル

ゲーム業界では、ポートフォリオが非常に重要な役割を果たします

20代未経験者は、自身の作品やプロジェクトをまとめたポートフォリオを作成し、それを通じて自身の能力やポテンシャルをアピールすることが必要です。

ポートフォリオには、自身が開発したゲームのデモやアートワーク、プログラムのコードサンプルなどを含めることが重要です

また、ポートフォリオには、自身のスキルや興味をアピールするための自己紹介やプロジェクトの詳細も含めることが重要です。

ポートフォリオに関しては、ゲーム業界に詳しい転職エージェントに相談するのが手っ取り早いです。

第4章: 求人情報の探し方

コネクションがある場合を除き、基本的には会社HPや転職サイト、転職エージェントで探す事が一般的です。

それぞれ効果的な使い方と特徴について解説します。

転職エージェント

転職活動において転職エージェントを使うメリットは非常に多く、最低でも2社並走で使う事をおすすめします。

また前章でと触れた通り、ポートフォリオの提出が必要な場合は、転職エージェントのフィードバックをもらうと、より通過率が高くなるでしょう。

転職活動は基本的に誰とも相談出来ない孤独なものなので、詳しい人に話を聞いたり、相談出来る相手がいるだけでだいぶ心が軽くなります。

転職エージェントは

総合型転職エージェント
業界特化型転職エージェント

の2種類あります。

その名の通り、ゲーム業界に特化しているか、webやIT業界全般と業界が絞られていないかで分類されます。

ゲーム業界しか見ていない方は、可能であればゲーム業界特化型の転職エージェントに登録したいです。

経験談でもありますが、業界特化型でしか保持していない求人情報や企業の裏情報、面接形式、回数、想定質問などエージェントの質とサービスが段違いだからです。

特化型エージェントは基本的に業界経験者のみ登録出来るものとなっているため、ハードルがやや高いです。

しかし相応のスキル(デザイン、プログラミングなど)を持っていると判断された場合は登録できるケースもあるので、登録申請はしてみると良いと思います。

ゲーム業界特化人材サービス『G-JOBエージェント』 

私は何社か実際にお世話になりましたが、『G-JOBエージェント』が最もおすすめです。

★ゲーム業界での経験・知識が豊富なコンサルタントによるサポート
『G-JOBエージェントで実施する面談担当者は 「ゲーム会社人事経験3年以上」「ゲーム開発現場のマネジメント経験」 「国家資格キャリアコンサルタント」のいずれかが必須となっておりエージェントの質が高い。』

★ゲーム求人数:4,000件以上

★全国3拠点(東京・大阪・福岡)の強みを生かし、 関東〜関西〜九州まで全国の案件を扱っており、面談はオンラインでも可能。

★ 「正社員/契約社員」「派遣社員」「業務委託」といった3つの雇用形態で探すことができる。

ゲーム業界経験者、もしくは即戦力スキルを持ったかたはG-JOBエージェントに登録しておけば間違いありません。

サービスの親会社がゲーム会社という事もあり、エージェントが業界に精通しているため、とても心強い味方になってくれるでしょう。

詳細はこちらをクリック↓

総合型転職エージェントだがゲーム業界に強い『GEEKLY』

総合型は登録をはじかれる事はありませんが、特化型に比べてゲーム業界に向けたサービスの質は落ちます。

ですが、総合型の中でもギークリー(一都三県のみ)やリクルートエージェントは比較的ゲーム求人も多いので、業界未経験者は登録をおすすめしています。

IT・WEB・ソーシャルゲーム業界を専門とした転職支援サービスで、大手を中心に募集中求人数は、24,000件

私は2回の転職活動で2回ともGEEKLYを使っていました。

確かにゲームの求人数が多く、定期的に求人の内容が更新されていってとてもよかったです。

ですが転職エージェントサービスはエージェント(人)に大きく左右されます。

そのため最初は2社~3社程度登録し、エージェントの対応が良いサービスを吟味してやり取りするのが鉄則です。

詳細はこちらをクリック↓

転職サイト

転職サイトは基本的に求人情報を収集する目的で用いることが多いです。

転職サイト経由で応募する事に特別なメリットはないため、転職市場にどのような求人が公開されているの確認、自分のスキルセットと比較してまわる、みたいな使い方が効果的です。

また新しい求人は比較的通過率も高いため、更新日でソートしながら探すのも良い方法です。

ゲーム会社においては、そこまで莫大に求人するがあるわけではないため、情報収集の効率化にならない事もありますが、業界を広げてみたり、職種で検索をかける場合は転職サイトを見てまわるといいでしょう。

公式ホームページ

任天堂の採用ページ

企業の公式ウェブサイトやソーシャルメディアをチェックし、採用情報や求人情報を確認する事も出来ます。(いわゆる直接応募)

また、企業が行うイベントやセミナーに参加することも、求人情報を得る手段として有効です。入社後のギャップも減らす事が出来るでしょう。

公式ホームページの採用ページは擦り切れるぐらい読みましょう。

面接でホームページの内容について問われたり、会社の雰囲気を知る事にも役立ちます。

その会社がどのぐらい採用に力を入れているかもなんとなく分かるので、必ず目を通しましょう。

SNS(TwitterやLinkedIn)

あまり一般的ではありませんが、SNSで採用活動をしている会社もあります。

また会社の有識者が個人のアカウントで発信している場合は、コンタクトを取れる可能性もあります。

基本的に大手企業になるほどSNSで採用活動する事は少ないですが、個人にバリューがある場合や何かコンテンツを発信しているSNSアカウント、これまでの経歴をアピール出来るのであればSNSで活動すると効率的になる場合もあると思います。

口コミサイト

オープンワークや転職会議など、実際に在籍している(していた)人の声を聞けるサービスがあります。

信憑性はほどほどに捉える必要がありますが、年収や評価制度、勤務体系など客観的な事実を知る事が出来るため、ぜひ登録しておきましょう。

日本ではオープンワークが最大手になり、口コミ数も多いため、おすすめです。

自分の会社の口コミを投稿すれば、一定期間無料で使用する事が出来ます。

見ているだけで楽しいので、私は転職活動していくなくても定期的に見てます。

転職活動における望ましい戦略

理想的な転職活動は『長期的に求人をチェックし、短期的に勝負する事」です。

そもそも転職市場に求人が出ていなければいくら探しても無謀です。

ゲーム業界はプロジェクト単位(ゲーム開発プロジェクト単位)で求人を出したり、欠員の補充で求人を出している事がほとんどで、年間を通して転職活動が活発な時期が明確に存在しません。(強いて言えば1〜3月が求人が多いと言われています)

そのため求人を探すアクションは長期的にじっくり行うべきです。

また求人を見る癖をつけておくと、どんな事が求められてるのか共通項が分かるようになってきます。

転職する気がなくとも転職市場の肌感を掴めるので長期的に求人を確認しておきましょう。

逆に書類→面接のアクションは短期決戦です。

選考活動はとても忙しく、現職のモチベーションも低下しがちです。面接で休む事もしばしば出てくるでしょう。

ここが長引く(3ヶ月以上)と心身ともに疲弊しますし、「転職する事」が目的になり、「転職後に活躍する」という本質を見失いがちになります。

『長期的に求人をチェックし、短期的に勝負する』と言うことをぜひ意識してみて下さい。

第5章: 職務経歴書の書き方

転職活動には必ず職務経歴書と履歴書が必要です。

いわゆる最初の関門、書類選考は職務経歴書を採用担当がみて通過かどうかを判断するため、ここでは重要な職務経歴書の書き方について紹介します。

履歴書は自身のプロフィールを書くだけで特に差がつく部分ではないため、概ね割愛させていただきます。

職務経歴書のテンプレート

おすすめは下記の2種類です。

ゲーム業界経験者↓

https://ss-agent.jp/column/knowhow/tpl_cv

ゲーム業界未経験社↓

https://doda.jp/guide/syokureki/download.html

書類通過するために重要な2つの事

書類選考の段階で最も大切な事は『面接に呼ばれる事』です。

採用者は経験年数、スキルセット、アピールポイントを総合的に判断して『面接してみるかどうか』を見定めています。

そして面接に呼ばれるためには2つのポイントがあります。

  • 求人要項に刺さる内容にする事
  • 中期的なポテンシャルをアピールする事

それぞれ詳しく解説します。

求人要項に刺さる内容にする

求められている人物像にマッチする事を中心に書きましょう。

採用者視点、あなたがどんな会社を渡り歩き、どんなスキルを身につけてきたかと言う事そのものにはさほど興味はありません。

この会社で活躍出来るか、戦力になり得るか、長期的な就業が見込めるかどうかをフィルターにかけます。

ダラダラと今までの経歴を記載するのではなく、求められている事柄に対してピンポイントでこれまでの経験を刺しに行って下さい。

中期的なポテンシャルをアピールする

特に20代業界未経験者の場合、ポテンシャルを込みで採用するかどうかを見極めます。

さらに会社はポテンシャル込みで長期的な就業が望めそうな人を採用したがります。

そのため「長期的に求められる業務内容」に対して、自分は遂行するポテンシャルがある事をアピールする必要があります。

採用側が「長期的に求めている人物像」は未経験歓迎の求人だけでは読み取れないことが多いため、同じ会社の似たような職種の中途求人にまで目を通し、洗い出すといいでしょう。

中途採用がメインのゲーム業界にとって「未経験歓迎!』と書かれた求人は裏があります。

それは「本当に誰でもすぐに出来る業務」というスキルも何も身につかない仕事である可能性があり、このような求人はおすすめしません。

ゲーム業界未経験だからといって、未経験歓迎求人ばかりに目を通すのはやめましょう。

しっかりと経験者採用の求人も見つつ、長期的に働く事が出来るポテンシャルをアピールしましょう。

未経験者にとっては書類選考は鬼門です。

私は職務経歴書を同じ内容でたくさんの企業に提出するのではなく、別々にカスタマイズして提出していました。

ゲーム会社は母数が少ないため、一社一社を大切にしていかないとすぐに候補がなくなります。

また一度応募して不通過だと最低1年は応募出来ないため慎重にいくべきです。

一般的にも感覚的にも書類の通過率は20〜30%と言われているので、まずは3社を目処に書類を作成していく事をファーストステップとしておすすめします。

第6章: 面接準備と成功の秘訣

面接対策(常に忘れてはならない2つのこと)

書類が無事通過すれば面接に移ります。

ゲーム業界では一般的に3回程度、面接が行われることが多いです。

まず大前提、面接を突破する上で最重要なポイントを2点お伝えします。

  • 「活躍出来るか」
  • 「長く働き続けるか」

ゲーム業界に限らず、転職活動ではこの2点を見られています。

☆再現性 〜活躍出来るか〜

採用者視点、この方はうちの会社で活躍出来るか、戦力として機能するかどうかを見極めます。

この部分はこれまでの業務経験や知識を中心に判断されます。(現在の仕事内容の質問などで深堀りされていきます)

同等の業務経験があればもちろんベストですが、中長期的に会社の戦力となり得ると判断してもらえれば未経験者でもクリアすることが出来るでしょう。

書類が通過した時点で活躍出来るポテンシャルがあると判断されているため、1次面接、2次面接で実際に活躍出来るのかを職務経歴書を深堀りされながら見極められています。

職務経歴書の時同様にこれまでの経歴を浅く広くアピールするのではなく、求人の求める人物像に対して自分は親和性があるということをピンポイントにアピールするといいでしょう。

更に深堀ると過去の仕事で自分が工夫した点やそれにまつわるオリジナルのエピソードを求人に沿った内容で話すことが出来ると、相手に再現性をアピールすることが出来ます。

後ほど面接想定質問集を記載していますが、「活躍出来るか」を言う点を漏れずに面接では話していきましょう。

☆継続性 〜長く働き続けるか〜

採用者視点は出来るだけ長く働いてほしいと思っています。

イメージギャップによる早期離職や最初から転職前提で応募してくる人も多く、戦力になる前に離職されては会社として損失でしかありません。

特にゲーム業界は離職者が比較的多いとされているため、採用者も慎重です。業界未経験者ならなおのことです。

この点はなぜゲーム業界で働きたいと思ったかどうか(志望理由と転職理由)を話すことでアピールして行きます。

業界未経験者の場合、ゲーム業界で働きたいと思った理由→企業単体に対して働きたいと思った理由の順番で話すと相手はすんなりと受け入れることが出来るためおすすめです。

これまでの社会人歴を振り返り、長期的に働く気があるのかどうかをアピールしていきましょう。

面接の大まかな流れ

基本的に転職面接では下記のような流れでテンプレート化しています。

  1. 自己紹介
  2. 転職理由 →継続性の確認
  3. 志望動機 →継続性の確認
  4. 現在/これまでの仕事内容 →再現性の確認
  5. 逆質問

この項目の中で面接官が気になった点をより詳細に深堀りされて行きます。

【30例】面接の想定質問集

筆者の経験と独自ルートから入手したゲーム業界の想定質問集です。

聞かれる確率が高い順番で記載していますので参考にしてください。

筆者は最低限下記の質問にはすべて回答を用意して面接にのぞんでいました。

ほぼ100%聞かれる質問

  • 志望動機
  • 転職理由
  • 逆質問
  • なぜ弊社なのか?

聞かれる確率が高い(70%以上)質問

  • 入社後なにをしてみたいか?実現したいことはあるか?
  • 3年後どうなっていたいか?今後のキャリアプランをどう考えているか?
  • 自己PR
  • 自分の強み/弱み
  • 成功/失敗した経験
  • 困難を乗り越えた経験

聞かれる確率が高くはないが想定はしておいたほうが良い質問

  • 仕事で工夫したことは?その成果は?
  • 仕事で心がけていることは?
  • 働く上での目標は?目標達成のために実行してきたことは?
  • 1番印象に残っている仕事内容は?
  • 仕事でストレスを感じるときはどんなとき?
  • どういった問題に対して課題を感じ、その課題を解決するためにしたアクションは?
  • 同年代の中で負けないと思うところは?
  • 現在の仕事の業務フローを簡単に教えて下さい
  • 現職でやりきったと思うことは?
  • 他の部署やチームとはどんな関わりがあるか?
  • 現職でもっと成長出来ると思っていることは?
  • 他社を受けている場合、何を基準に選んでいるか?
  • 仕事で重要な決断をして経験はあるか?それはなにか?
  • 最近気になったニュースは?

ゲーム業界特有の質問

  • 好きなゲームは?その理由は?
  • 最近遊んだゲームは?
  • 今まで遊んだゲームTOP3は?
  • 弊社のゲームでは何をプレイしたか?

志望先のゲームは可能な限りプレイして下さい。

面接では自社のゲームをプレイしたことがあるか高確率で聞かれますが、未プレイなら通過するのがぐっと難しくなります。

どの職種でもゲーム開発するにはそのタイトルがどんなゲームで何が魅力的なのかを把握する必要があります。

既プレイなら「タイトルについてどう思ったか?」などから派生して会話出来ます。

また未経験者を採用するとしても、タイトルの理解を深めるためにゲームをプレイさせる会社もありますが、プレイ済みだとその時間を削減出来ます。

そのため採用視点でも転職者にかける教育コストを削減出来るので好印象です。

特に業界未経験者が面接対策する上で、ゲームプレイは最も効率が良い対策なので何か1つ少しでもいいのでゲームプレイしてから面接に望みましょう。

第7章: ゲーム業界の未来とキャリアの展望

コロナにより、ゲームに触れる人が増え、2022年まではゲーム業界の業績は好調でした。

ですが昨今、おうち時間メインの自体は去り、Netflixのような定額サブスクリプションサービスが充実し、ユーザーのコンテンツに対する目が肥えてきたことから、ゲームビジネスで成功を収めている会社はさほど多くありません。

日本国内ではゲームユーザーの人口増加は望めず、グローバルで戦えるコンテンツやIPを持てるかどうかが重要となってきています。

決して悲観することはないですが、楽観できる市況ではありません。

当たり外れの激しいゲーム業界でビジネスを成り立たせる事は難易度が高く、よりグローバルな競争を勝ち抜いていけるかどうかで、ゲーム業界の未来は大きく変わっていくでしょう。

何が言いたいかというと、ゲーム業界で明るいキャリアを築き上げるには、戦う場所(働く環境)が非常の重要だという事です。

コンシューマーゲーム/PCゲーム

Nintendo Switchやプレイステーション、Steamなどユーザーが腰を据えて楽しむタイプのゲームは安定して一定数のゲームユーザーがいます。

ゲーム業界の経済圏の約40%がこのセグメントに属します。

パブリッシャーかデベロッパーかで大分状況は異なりますが、コンシューマーゲームをしっかりと作れる会社には力があります。

国内で有名なコンシューマーゲーム会社は数えるほどしかありませんが、規模も開発力もある事が多く、働く環境も整っている会社が多いイメージです。

スマホアプリゲーム

ゲーム業界の経済圏の中で50%もの割合を占めるのがスマホアプリゲームです。

誰もが持つデバイスとカジュアルさ、課金のしやすさなど、今の業界を牽引しているセグメントです。

ですが日本国内ではブラックオーシャンで、日の目を見ないゲームが9割以上を占めます。

生半可なクオリティでは勝負できず、既存のゲームから引き剥がす事も容易ではありません。

昨今業績がガタ落ちしているゲーム会社は、このスマートフォンアプリゲームをメインにしていた会社が多く、国内では完全に飽和し切っています。

転職を検討する上で必ず候補に上がるスマホアプリゲームの開発会社ですが、その見極めはシビアに捉えていく必要があります。

VR

デバイスが普及していません。

高価であり、プレイするゲームソフトも多くないため、デバイスが市場浸透して大きなセグメントになるには時間がかかります。

今後伸びていくセグメントでありますが、VRゲームをメインに戦えるほど収益性が良くなく、まだ発展途上、発展するかも怪しいゲームセグメントです。

ですが大きなイノベーションが起こるのであれば、VRゲームかなとも思います。難しいところです。

eスポーツ

日本国内でも徐々盛り上がりを見せています。

スポーツのようにゲームを見て楽しむ、オフラインでの熱狂をファンと共に共感する体験は素晴らしく、これからも伸びていくセグメントだと思います。

ただし皮肉な事に、eスポーツタイトルのような一つのゲームが遊ばれ続けるという事は、新しいゲームが売れなくなると同義であり、コンテンツの新陳代謝がなされない事もまた課題ではあるのです。

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まとめ

ゲーム業界で働く以上、どのセグメントのどの職種で働くかどうかは、将来の給料や待遇に大きく関係します。

まずは自分が長く働き続けられる環境、適切を知り、情熱を注ぎ込める仕事を見つける事が重要です。

20代であれば業界未経験が足枷になる事はほぼないため、積極的にキャリアアップを望んでいきましょう。