【ゲーム業界転職】ゲーム会社のマーケティングってなにをするの?

皆様こんにちは。ミライです。

今回はゲーム業界におけるマーケティング・プロモーション職の業務内容について事例をふまえ解説していきます。

僕は未経験でゲーム会社に転職して、今現在はマーケティング業務に携わっているよ

前職はエンジニアで死にそうになってたよね

エンジニアは僕には合わなかったなあ…

ゲーム業界のマーケティングについて興味がある方・転職を検討している方はぜひ見て行って下さい。

本記事のポイント

・ゲーム会社のマーケティングって具体的にどんなことをするのか実例をふまえて解説
・マーケティング職の良い点や向いている人
・求められる人材について

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マーケティングとは?

そもそもマーケティングって何ぞやって事なんですが、ものすごく端的に言うならば、ゲーム業界におけるマーケティングとは

「ゲームを効率的に売って、利益を上げるための仕組みを作る事」

です。

民間企業である以上、利益を上げる事が目的のビジネスなので、おもしろいゲームを作ってそのゲームを沢山の人に買ってもらったり、スマホゲームなら課金してもらったりして成り立つビジネスモデルです。

ゲームをたくさん売るため、もしくは課金してもらうために、効果的な戦略を立てて実行する事がマーケティングです。

実際に作ったものがゲームの中に直接反映されるデザイナーやエンジニア、シナリオライターなどとは少し毛色が違い、

  • 今あるコンテンツをどのように効果的に売るか、
  • コンテンツ制作前に効果的に売るためにはどのようなゲームを作るべきか

などコンテンツを売るための仕組みを、ゲームの外側から支援する仕事です。

そのため直接ゲームの内側に手を加えるというのはほとんどありません。

マーケティングとプロモーションって何が違う?

求人でよく「マーケティング・プロモーション職」みたいな表記があるので、混同している人が結構多い印象ですが、マーケティングとプロモーションは若干意味が違います。

マーケティングとは先ほども解説した「ゲームを効率的に売って、利益を上げるための仕組みを作る事」ですが、プロモーションとはマーケティングに対する手段の事です。

例えばオンラインイベントを開催したり、郊外に広告を打ちだしたりする施策はマーケティングの一環としてのプロモーション施策と言えます。

とはいえ一般的にはマーケティング活動の手段としてプロモーションを施策検討する事が大半なので、厳格に使い分けする必要もないと思いますが、「マーケティングという言葉は、プロモーションを含む包括的な概念・意味」で同じ意味ではないということは覚えておきましょう。

どんな事するの?

ゲーム業界におけるマーケティングチームは一般的にこんなことをします。

マーケティングの業務一覧

テレビCMの制作・配信
デジタル広告の制作・配信(YouTube広告やTwitter広告など)
郊外広告の制作・掲載(電車広告や駅前広告など)
SNS運用(公式Twitterアカウントの運営、SNS企画実施など)
webサイト・YouTubeチャンネル運営
広報活動(プレスリリース、ゲームメディアへの掲載など)
オフラインイベントの開催(コラボカフェ、東京ゲームショウ・大会運営など)
オンラインイベントの開催(生放送など)
コラボ(飲食コラボ・コンビニコラボなど)
SEO(検索エンジン最適化)やASO(アプリストアの最適化)
グッズ制作・販売
インフルエンサーマーケティング(著名人・Vチュバー施策など)
海外展開支援
メディアミックス支援(アニメ化やコミック化など)

業務がに多岐にわたるため会社の規模が大きいほどマーケティングチームの中でも広告チームやグッズチームなどに分かれている印象です。

またコンソールゲームのようなゲームソフトを販売する売り切り型のものと、スマホゲームのような基本プレイ無料で課金型のものとでは、マーケティング施策も大きく異なります。

継続的にユーザーに遊んでもらう事が重要なスマホゲームは継続的なマーケティングが必要ですが、売り切り型の場合は販売日を頂点にマーケティングする事が一般的です。

とは言え今では売り切り型のゲームも追加ダウンロードコンテンツみたいなものが多くなってきているので、境界線が曖昧になりつつあります。

最近はスマホでもパソコンでも出来るゲームが増えているよね!

技術の進歩ですな

具体的な業務内容は?

ここからは先ほど紹介した業務内容一覧からざっくり分類分けをして、具体的にどんなことをしているのか簡単に解説していきます。

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広告

テレビCMの制作・配信
デジタル広告の制作・配信(YouTube広告やTwitter広告など)
郊外広告の制作・掲載(電車広告や駅前広告など)

出典:https://twitter.com/genshin_7/status/1323130213753114629

その名の通り広告を打つ仕事です。

新しくリリースされるゲームを世の中に認知してもらうためであったり、ゲームをもうやめてしまった人に対して復帰してもらえるようにであったり、目的は様々ですがその目的に沿った広告を打ちだします。

広告を制作するのはもちろん、どの媒体のどの期間にどのぐらいの予算をかけて出稿するのかを考え、広告の効果はどうだったのかを分析したりします。

特にゲームの領域に関しては、デジタル広告と相性が良かったりするので、分かりやすい例で言うとYouTubeやTwitter、漫画アプリの広告枠に出稿されているのが最近は多い印象です。

売り切り型のゲームであれば販売日前の数週間または販売してから数週間、スマホゲームであればリリース日前後やゲーム内の大規模なイベント(〇周年イベントなど)に合わせて、デジタル広告以外にも駅前広告や電車広告、TVCMなどへの広告出稿を検討します。

このような適材適所への広告の検討、広告のデザイン、効果の高い広告の分析などが主な業務内容になります。

SNS・動画プラットフォーム・公式サイトの運営

SNS運用(公式Twitterアカウントの運営、SNS企画実施など)
webサイト・YouTubeチャンネル運営

出典:https://www.fate-go.jp/

情報発信、ゲーム関連コンテンツの提供を行うべく、公式Twitter・YouTube・サイトの更新、運営を行います。

このあたりはイメージしやすいと思いますが、ゲームのリリースやアップデートの情報を開発サイドやその他のマーケティングチームと連携してユーザーに発信します。

情報発信という特性上、他のチームと情報連携する事が多くなる傾向にあります。

よくあるTwitterのRTキャンペーンやハッシュタグ〇〇企画、YouTubeや公式サイトであればPVやサウンドトラック・オリジナルコンテンツの公開、タイトルによっては〇周年特設サイトの開設などのメディアを運営していきます。

ユーザーとのコミュニケーションやコミュニティの形成・活動促進など、比較的ユーザーとの距離が近いマーケティング施策となります。

広報

広報活動(プレスリリース、ゲームメディアへの掲載など)

出典:https://prtimes.jp/main/html/searchbiscate/busi_cate_id/027/lv2/23/

社内外に向けた情報発信を行います。

情報を発信するという意味では、上記のTwitter運用などと似ています。

プレスリリースやゲームメディアでの特集など、ステークホルダー含む関係者・ユーザーへの情報認知を目的とした活動を行います。

そのためファン化やコミュニティ形成が目的のSNS運用らと比較して、関係各所への情報公開といった側面があります。(この辺は会社によってバラバラなので一概には言えません)

有名なゲームメディアだと4gamerやgamebizがあるよ!

イベント

オフラインイベントの開催(コラボカフェ、東京ゲームショウ・大会運営など)
オンラインイベントの開催(生放送など)

出典:https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20180923033/
出典:https://app.famitsu.com/20220219_1915795/

分かりやすい例で言うと東京ゲームショウや公式生放送、ゲームの大会運営など大規模なイベントを手掛けます。

どちらかと言うとゲームのコアファン向けのマーケティング施策で、規模も大きくなりがちです。

東京ゲームショウや生放送なんかは、ゲームに登場するキャラクターの声優さんやパーソナリティを呼んで、ゲーム外のコンテンツを制作、ディレクションします。

ユーザー同士の対戦型ゲーム(俗に言うEスポーツ)であれば、全国的な大会が開催される事も珍しくなく、ルールを決めたり、会場を設営したりします。

ゲーム会社単体では規模的にもノウハウ的にもすべて自社で完結させる事はあまりなく、代理店や専門会社と協力しながらコンテンツを作っている事が多いと思います。

コロナもあってなかなかリアルイベントは出来ていないよね…

ようやく最近ちらほら開催しているところも増えてきたけどね!

アライアンス

コラボ(ゲーム内コラボ・飲食コラボなど)

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000480.000050711.html

他の企業と協力し、コラボ企画や版権提携などを行います。

ゲーム内のコラボやコンビニとかでたまに見るお菓子コラボ・一番くじあたりが分かりやすいと思います。

権利周りの知識が求められるのでマーケティング領域の中では比較的専門性が高い分野です。

グッズ

グッズ制作・販売

出典:https://yostarshop.com/view/category/bluearchive

その名の通りグッズの企画、販売を行います。

グッズデザインはもちろん、販売経路やブランディング、転売ヤー潰し、権利周りの知識などが必要です。

会社によっては自社のECサイトでグッズ販売しているところも最近多くなってきました。

販売するのか、キャンペーンで抽選にするのか、オフラインイベントの参加者全員に配布するのかによって、どのようなグッズにするのかの企画・検討が主な業務となります。

インフルエンサーマーケティング

インフルエンサーマーケティング(著名人・Vチュバー施策など)

出典:https://www.4gamer.net/games/586/G058618/20210917073/

芸能人を起用したり、昨今では有名YouTuber・VTuberを起用したプロモーションを実施します。

PVに起用したり、広告に起用したり、YouTubeでの配信をお願いしたりと手段は様々です。

YouTuberが案件が来ました!みたいに言って騒いでいるのはこれの事です。

ゲーム配信や実況分野の伸びが著しい中、特にコンソールゲームでのインフルエンサー起用は増えつつあります。

事務所への打診やスケジュール調整、起用するインフルエンサーの検討・効果分析が主な業務になります。

メディアミックス

メディアミックス支援(アニメ化やコミック化など)

出典:https://anime.monster-strike.com/

アニメ化や漫画化、小説化、ラジオなどメディアミックス展開を行います。

基本的にアニメならアニメ制作会社など、外部の会社と連携しながらゲーム外のコンテンツを充実させゲームのファンを増やす事を目的とします。

ゲーム関連のコンテンツとして展開する訳なので、マーケティングチームだけでなく、社内外の多くの関係者とやり取りする傾向にあります。

海外展開

海外展開支援

出典:https://pickups.jp/global/43183/

海外に向けて販売・リリースを含むマーケティングを行います。

展開規模にもよりますが、上記で解説したマーケティングを海外向けに実施します。

外国語スキルが求められ、海外のマーケティングの知見や海外コミュニティへの理解など、国内のマーケティングとはまた違った知識・スキルが求められます。

マーケティング職の良い部分/向いている人

ゲーム業界におけるマーケティングは、ある程度手法や既存のやり方が確立されてはいるものの、それらを日々アップデートしながらPDCAを繰り返し業務にあたるので、クリエイティブで非常に面白い仕事です。

その時代のトレンド、昨今のゲーム業界で言うショート動画やVチュバー起用などをマーケティングに取り入れて、プロモーション施策に組み込んでいくといった、常に新しい発想や手法を模索し続けていく必要があります。

この部分が楽しいと思える方は、マーケティング職は天職だと思います。

担当するゲームが好きかどうかもモチベーションに関わるね!

やっぱり担当のゲームのファンだと仕事も面白いよね!

またゲームはデジタルコンテンツなので、いわゆるデジタルマーケティングとの相性が良く、将来的な展望も見通しが良いと言えます。

コロナ情勢もあり、リモートワークやオンライン会議が増え、インターネット上で展開するビジネスはこれからも増え続けていくと思われます。

仮にゲーム業界が肌に合わなかったとしても、デジタルマーケティングのスキルが今後の市場で腐ることは考えにくく、他の業界でも活躍しやすいスキルセットだと思います。

マーケティング職の悪い部分/向いていない人

上記の良い部分と反対の事になるのですが、ルーチンワークや定常的に変化のない業務を好む方はマーケティング職には向きません。

PDCAを繰り返しながら、最適解を模索し続ける事が求められるので、自身の仕事内容も目まぐるしく変化し続けます。

ゲームコンテンツそのものの流行り廃りが激しい中、それと同じくマーケティング戦略の流行り廃りも激しく、新しい事やトレンドをキャッチし続ける事が重要です。

トレンドをキャッチアップし続けるのは、好きで勝手に情報収集してたみたいな人は良いのですが、意図してやろうと思うと結構しんどかったりします。

別に絶対にトレンドを抑えて施策に反映させる必要はないのですが、エンタメコンテンツを提供するゲーム業界においては、消費者の面白いつまらないの肌感を感じ取る感性はあった方が仕事に優位に働きます。

どの業界にも言える事だと思いますが、マーケティングで結果を出す人はそもそも新しい事が好きだったり、変化を楽しめる方が多いので、それとは逆に普遍的な知識やスキルで仕事をしたいという方はあまり向いていないと思います。

僕はミーハーなのでこの仕事に向いてます(笑)

期間限定に弱いタイプだもんな

マーケティングに求められる人材・スキル

トレンド力

上記でも散々触れましたが、トレンドに敏感である事は重要です。

なぜこんなにもトレンドトレンドと言っているかというと、ゲームはユーザーから飽きられたりつまらないと思われたら終わりだからです。

ずっと同じキャラクターで同じステージのボスと戦っていても次第に面白くなくなってくるように、ユーザーは新しい体験を求め続けます。

消費者は数多くあるゲームの中からプレイするゲームを選びますが、他のコンテンツと比較して取捨選択する過程の中で、

  • 流行っているらしいから
  • 最近友達が面白いと言っていたから
  • 似たようなゲームにはまってるけどこっちはどうだろうか
  • キャンペーンで今始めるとお得らしい

など世の中の声と空気、流行りにとても敏感です。

こういったユーザーの心情を理解してマーケティング戦略に落としこめる人物がゲーム会社のマーケターとして重宝されます。

ユーザーはどこにいて、どんな体験を求める傾向にあるのかをキャッチアップ出来る人物がマーケティングには求められます。

数字に強いと良い

マーケティング領域のどの部分を担うのかにも左右されますが、数字と向き合うことが多い職種です。

広告関連の場合は、広告の費用対効果、一人当たり獲得単価など毎日数字とにらめっこしながら日々業務にあたりますし、プロモーション施策を提案する時も客観的な数字が大きな判断軸になります。

PDCAを回す中でも数字の伸びや母数で改善・改悪を判断する事が多いので、数字とは切っても切り離せない職種になります。

会社によっては分析専門の人がいます

ただ余談ですが、ゲームというものは難しいもので定量的な判断軸と定性的(いわゆるユーザーの心情部分)な判断軸どちらも同じぐらい重要です。どちらか一方だけでは絶対にうまくいきません。

ここでは詳しく言及しませんが、定量的に理詰めだけでは効果的なマーケティングを行えないのが難しいところでもあり、楽しいところでもあります。

コミュニケーション能力

マーケティング職は他部署や社外とのコミュニケーションが盛んです。

どの仕事でも大なり小なりコミュニケーション能力は必要ですが、マーケティング職は自分もしくは自分のチームだけで完結する仕事はほぼなく、社内外含めやり取りの母数が多いという特徴があります。

広告クリエイティブやオリジナルデザインのグッズを制作するにしてもデザイナーの協力が必要ですし、SNSを通して情報発信するにもプランナーらと連携する必要があります。

オフラインイベントを開催するにしても自社リソースのみで実施する会社は多くない(はず)なので社外とのやり取りが必要です。

営業チックなコミュニケーション力はそこまで必要とされませんが、コミュニケーションが頻繁に発生する職種であることは念頭に置いておくとよいと思います。

本気で転職を考えているなら

特にゲーム会社のマーケティング職で未経験転職を考えている方はまず

際どんな業務があって具体的にどんな作業を行うのか

この点をざっくりでもいいので知る事が非常に重要です。

マーケティング・プロモーションって外からの聞こえは良いんですが、実業務のイメージが出来ていない人が多い印象です。

未経験なので知識がないのは仕方がないのですが、上記で紹介した業務内容をベースに他にもいろいろと調べてみる事をおすすめします。

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まとめ

今回はゲーム会社のマーケティング業務についてざっくりと紹介しました。

他にも聞きたい事があれば下のフォームからコメントして下さい。

ご愛読ありがとうございました。ミライ物語でした。

バイバイ!
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