【実際どうなの?】ゲーム会社に入ってみて感じた事

2023年1月6日

皆さんこんにちは。ゲーミング転職Naviのミライです。

私は現在ゲーム会社で働いています。

新卒で入社した会社を2年ほどで辞め、趣味だったゲームの会社に入りたいと思い、転職しました。

外側から見るとゲーム業界ってよく分からない不思議な業界だと思います。

私自身も転職の際いろいろ調べましたが、この業界が実際にどんな環境なのかよくわかりませんでした。

ゲーム業界に飛び込んでみたいけどなんとなく不安な方も多いかと思います。

今回は筆者が未経験でゲーム会社に転職して、この業界について感じた事をありのままにお伝えしたいと思います。

本記事のポイント

・ゲーム業界ってどんなところなのかご紹介します

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とにかくフランク

業界全体がゆるい雰囲気です。

ゆるいとは具体的になんなのかというと、常にノルマに追われていて精神的に参るとか基本ありませんし、罵声が飛び交っている体育会系的な雰囲気もありません。

通年私服でOKで服装髪型でとやかく言われる事もありませんし、メール・チャットを絵文字顔文字を使うのがあたりまえなど、あらゆる面で適度なゆるさを感じます。

働いている社員も基本的にはゲーム、アニメ、漫画のエンタメが好きな人ばかりなので似通った趣味嗜好の方が多いです。

むしろオタクであるほど真価を発揮する業界なのでオタクであればあるほど尊重されるような業界の雰囲気があります。

一緒に働くほとんどの人が似たような趣味を持っているって結構すごい事で、そのためか人間関係が原因で会社を辞める人はほとんど見かけません。

また比較的若い人が多く(平均年齢は35歳と言われています)、昭和の凝り固まった頭カチカチのうざいおっさん上司みたいな存在もいないので、若い方は比較的働きやすいと思います。

人によってはめちゃくちゃ働きやすい天国みたいな業界です。

仕事はガチガチのチームプレイ

一つのコンテンツを全員で作るわけなので、チームワークがめちゃくちゃ大切です

ゲーム会社にはエンジニア、デザイナー、ゲームプランナー、シナリオライター、サウンドクリエイター、デバッガー、カスタマーサポート、ローカライズ、広報、、、、、

など役割が非常に細分化されています。

どの役割でも欠けてしまってはゲームは作れません。

なのでスケジュールや作るものがガッチリ決められています。

どこかが遅れると全体が遅れるのでスケジュールの管理は非常に重要です。

そして人と話す能力が意外にも大切です(あたりまえだけど)。

他部署と話したり、部署内でノウハウを共有したりする事が多いので単にものを作っているだけでは上の役職には付けません。

成果物を高品質で作れる事+コミュニケーションがきちんと取れる事が、チームプレイが前提のゲーム業界ではとても重宝されます。

好きなゲームは作れない

業界未経験だと勘違いしている人がたまにいますが、自分の趣味嗜好に沿ったゲーム、クリエイティブは基本的に作れません。

会社によってはコンペみたいなものがあり、ゲームの企画を提出して採用されれば作れるみたいな事があるので絶対に作れない訳ではありませんが、基本的には難しいです。

美少女キャラクターを描くのが得意だけど、ゾンビを何体もかかされるなんて事はザラです。

ただ会社で培った技術で個人で制作活動されている方も多いので、どうしても自身のコンテンツを作りたい方は個人で頑張りましょう。

Twitterなどで調べれば分かりますが、個人やフリーでゲームを作っている方はたくさんいます。

業界の将来性は明るい!が…

ゲーム業界の市場規模はコロナによる巣篭もり需要もあり大きく拡大しました。

今後もグローバルな規模では拡大を続ける見込みです。

一方で国内では今以上に市場が大きく伸びる事はほとんどないと言われています。

スマートフォンが普及しきり、少子化に歯止めが効かない情勢の中、ゲームをプレイする層がこれ以上増加しないためです。

そのためゲームビジネスの難易度は非常に高くなっており、中途半端にゲームを作っている会社は淘汰されていくと思います。

ゲーム業界全体の未来は比較的明るいですが、生き残れる会社は少なくなるんじゃないかと思います。

グローバルではかなりホットな業界

前項と似たような話ですが、ゲームはグローバル視点ではかなり熱い業界です。

Google、Amazon、META、Apple、Microsoft、テンセントなど世界のマンモス企業がゲームビジネスに投資をしています。

web3領域やVR.AR、クラウドの高速化らとゲームビジネスは相性が良く、これらの新技術の台頭と比例してゲーム制作のスキルの汎用性も高まってきています。

一業界人としても今後のゲーム業界が楽しみです。

業界人が考える個人的なキャリア指針

良くも悪くも国内ゲーム市場は飽和しているので、自分の得意なポジションを確立している人が重宝されていきます。

筆者はマーケティング職ですが、エンジニアもデザイナーも同じだと思います。

今後良いゲーム(売れるゲーム)を開発出来る会社は、重厚な開発基盤があるゲーム会社である事は間違いないので、どの会社に浸かるのかは重要です。

そのためいつでも転職出来る、市場に求められる人材であり続ける事が自身のリスクヘッジになります。

また海外のゲーム会社、日本法人などが増えると思われます。

レイオフが多い昨今では外資企業も何があるか分かりませんが、選択肢は多様化していくでしょう。

ゲーム業界は若い人でも活躍出来る業界ですが、裏を返すと年功序列で自分の価値が上がっていく業界ではありません。

自己責任、実力主義の強い業界です。

変動の激しいエンタメ業界ですが、

自身の価値と市場の動きを常に見つめていく事こそが、ゲーム業界を渡り歩く上で重要になってくると思います。

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まとめ

今回はゲーム業界の事をあまり知らない人向けて記事にしてみました。

他にも聞きたい事があれば下のフォームからコメントして下さい。

ご愛読ありがとうございました。

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