【2024年版/現役が語る】ゲーム業界の転職活動で知っておきたい9つの事
皆さんこんにちは。ゲーミング転職Naviのミライです。
今回はゲーム業界で働いている方、またはゲーム業界を志望されている方に向けて転職のノウハウを紹介します。
ゲーム業界の転職をお考えの方にとっては、有益な生のノウハウ・知見をお届け出来ると思いますので、是非とも最後までご覧ください。
・この記事を読めば、転職をスムーズかつ効率よく進める知見が手に入ります(特にゲーム業界志望の方)
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目次
転職に有利な時期はない
採用が過熱するのは開発プロジェクト単位である
一般的に転職の繁忙期は1月~3月と言われており、実際に1年で最も中途採用求人が多い事が知られています。
これは冬のボーナスをもらった直後である事や、4月入社が年度の始まりでスムーズに済ませられる事、企業が採用予算を使いきるためなどが起因していると言われています。
ではゲーム業界はどうなのか。
結論、1月~3月に採用が活発になる傾向は他の業界よりも弱く、開発しているもしくはする予定のプロジェクト(ゲーム)に依存する事が多いと言われています。
そのため「この時期に転職活動をする!」と決め打ちして転職活動するのではなく、長期的に情報収集しプロジェクト増員のタイミングや、気になる企業の求人状況を定期的にチェックする事が好ましい訳です。
ゲーム業界人であればご存じの方も多いかと思いますが、もし他業界からゲーム業界に転職を志望しているのであれば、ゲーム開発のプロジェクト単位で求人の出方が違う事を知っておきましょう。
今後も売れるゲームを作り続けられる企業はどこか
鍵はグローバル化とメディアミックス。中途半端では生き残れない。
結論、「入るゲーム会社は選べ」という事です。
ゲームビジネスは年々難易度が向上しています。
開発費の高騰、中国ゲーム会社の台頭、国内市場の飽和、エンタメコンテンツの増加など要因を挙げればきりがありません。
この情報過多なエンタメ市場において、ゲームをプレイしてもらうどころか、知ってもらう事すらままなりません。
その状況の中ゲームビジネスをするには、
- 高度な人材の獲得
- グローバル化による収益拡大
- マルチプラットフォーム・メディアミックスを中心としたマーケティング
が重要です。
そしてそれらを成り立たせるには何よりも資金力が必要です。
大手ゲーム会社のIRや市場調査の報告書、代表取締役社長の挨拶など客観的視点からもゲーム業界でのサバイバルは激化していることが見て取れます。
積極的なM&A、賃上げや待遇面での囲い込みなど大手のゲーム会社同士でも熾烈な人材獲得競争をしている中で、中小のゲーム会社が生き残る道は多くありません。
「売れるゲームを作り続けられる会社はどこなのか」を見極める事はゲーム業界転職の重要なファクターだと感じます。
転職市場に身を放り出す重要性
閉鎖的になりがちな環境から一歩外へ。
ゲーム業界に限った話ではありませんが、転職活動を通して市場の肌感を感じる事は自身のキャリア形成にとても役に立ちます。
中途採用求人を見て、どんな経験・スキルが求められるのか、自分はどのぐらい要件を満たす人材なのかを確認する事が出来ます。
応募すれば書類の通過率はどうだったのか、どんなフィードバックがかえって来てるのか、面接で得た知見はあるのか。
これらの経験はキャリアを考える上で、自分だけのとても有益な情報です。
若ければ若いほどその効力は膨れ、将来的な年収や働き方、仕事の楽しさなどをポジティブな方向に変えていくでしょう。
最も高コスパな転職対策はゲームプレイ
熱意を示せるのはコンテンツ愛
ゲーム会社の転職面接では自社のゲームをプレイしたことがあるかどうか聞かれます。
筆者が業界職種未経験でゲーム会社に転職した時も、経験者として転職した時も9割以上の確率で聞かれました。
この質問の背景には、「自社にどの程度興味があり志望度が高いのか」を端的に把握でき、会社に長期的に定着するかどうかを少なからずはかる事が出来るためです。
転職者としては選考に臨んでいる以上、志望度が高くなくとも1社でも多く内定を獲得したいもの。
志望先のコンテンツは必ず事前にプレイし、最低限そのゲームのどんな点が良かったのかを語れるように準備しましょう。
「昔からの御社のゲームのファンでした!」と嘘をつく必要はなく、「事前にプレイした=御社の選考のために準備をした」という事実は、どう転んでも採用者視点ではプラスです。
職務経歴書は『時系列』×『プロジェクト』で書く
採用者が見たいのはいつ何をやってきて何が出来るか
書類選考のカギとなる「職務経歴書」のおすすめテンプレートをご紹介します。
シリコンスタジオエージェントというゲーム業界特化型の転職エージェントサービスがありますが、そこのテンプレートを活用しましょう。
↓こちらからWord形式のものがダウンロードできます
開発・運営プロジェクト単位のゲーム業界では、職務経歴書の書き方が難しいと思っていましたが、ここのテンプレートを踏襲する事でスッキリとしたものに仕上がります。
転職活動はスキルの1つである
マッチングしなかったで済ませられない。準備する事で通過率は確実に上がる。
- 転職市場から求めれる経験・スキルを身に着けているか
- 転職の面接や選考において突破出来る能力を持っているかどうか
- 仕事との折り合いをつけてスケジュールを調整し準備出来るか
これらは「転職活動におけるスキル」です。
実際に選考に落ちてしまう理由は求めてるポジションの空きがない事や経験不足、選考企業の外的な要因など様々ですが、転職者視点では詳しく知りえません。
知りえない以上は考えても無駄で、自分自身の「転職活動スキルが不足していた」ととらえるべきです。
そうすれば今後の改善すべき部分やキャリア形成の方向性を見つめなおす事ができ、転職活動1つ取っても得られる知見の質と量が変わってくるのです。
個人的な感覚値ですが、転職活動は始める前の段階で7割、始めた後の準備3割で成功失敗が決まると思っています。
『転職活動は長期的に考え、短期決戦で勝負し、ダメそうであれば早期撤退する』という戦略を取るべきなのです。
大手ゲーム会社は軒並み賃上げ
広がる中小との待遇格差
2022年から現在まで、大手のゲーム会社が賃金を大幅に上げている事をご存じでしょうか。
前記しましたが、ゲーム会社がグローバルに勝負するためには優秀な人材獲得が不可欠、必須項目です。
賃金がなかなか上がってこない日本市場で先陣を切るかのように待遇を向上させている事を鑑みると、国内のゲーム会社も本気です。(給与の上り幅も非常に大きい)
これらの市場状況を見ると大手のゲーム会社に優秀な人材が集まり、良いゲームを作る可能性が高い。
飽和した市場では中小のゲーム会社が生き残る道は、緻密でダイナミックな戦略が求められます。
資金力・待遇・開発力という点で、中小と大手の格差を広がるのではないかと思います。
入れるのであれば出来るだけ開発規模やキャッシュが潤沢な大手のゲーム会社を目指すべきかと個人的には思います。
リモートワーク化での転職活動はかなりしやすい
一歩踏み出すハードルは低い
筆者は現在20代ですが、
- 業界職種未経験の時に1回
- その後ゲーム会社で経験を経て別のゲーム会社に1回
転職を経験しています。
コロナ渦でリモートワークが普及し、かつ採用面接もオンライン中心です。
コロナ以前と比較すると圧倒的に転職活動をしやすくなっていると感じます。
在宅勤務の休憩中にweb面接を受ける頃が出来るため(私は休憩関係なくしてたが)、交通費もかからず、上司にもばれません。
転職活動をするための環境は整っています。
後は自分の重い腰を上げるだけです。
ゲーム業界専門の転職エージェントを最低1社登録すべき
『ゲームに強いエージェント』と『ゲーム特化エージェント』の圧倒的な壁
ゲーム業界に転職したいのであれば、エージェントはゲーム業界特化のサービスを活用すべきです。
筆者の経験則ですが、リク〇ートやビズ〇ーチなどいわゆる総合型エージェントと、シリコンスタジオエージェントなどの業界特化サービスには、業界の知見に圧倒的な差があります。
具体的には
- 企業ごとの面接想定質問
- 選考を通過するためのポイント
- 企業ごとのカルチャー
- ゲーム開発ラインの本数
- 選考突破者の特徴
など、リク〇ートら総合型エージェントでは知りえない情報を持っています。
おすすめの転職エージェントはこちら(経験者向け)↓
おすすめの転職エージェントはこちら(未経験者向け)↓
まとめ
転職活動は時間もエネルギーも使います。
恐らく本気で「転職したい!」「給料を上げたい!」「好きな仕事をしたい!」と思わなければなかなか行動に移すのは難しいものです。
しかし何度も言うように、転職活動は少し行動するだけで、キャリアを大きく変える可能性を秘めていると思います。
皆さまの転職活動の成功に少しでも助力出来れば幸いです。
ご愛読ありがとうございました。
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