【経験談】未経験でゲーム会社に転職した話(ゲーム業界転職)

2022年7月3日

皆様こんにちは。ミライです。

今回は筆者が未経験でゲーム会社に転職した経験談について書いていきます。

丁度コロナの感染者が過去最高を更新し続けている時期に転職しました(笑)

もう少し時期見極めろよ…

今はとあるゲーム会社でマーケティング関係の仕事をしています。

本記事のポイント

筆者が20代の時に、未経験でゲーム会社に転職した体験談をご紹介します。

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なぜ転職しようと思ったか

前職について

僕は大学卒業後、新卒で中手sier(システムインテグレーター)に就職しました。

sierについて知らない人のために簡単に説明すると、法人向けにシステム開発・運用を請け負うIT系の企業の事です。有名どころで言うとNTTデータや富士通あたりの事を指します。

大体こんなクソでかビルに入ってたりする

中手と言っても世間的には大きな組織の子会社みたいな感じで、母体は社会人なら誰もが知っているような企業です。

職種は大きく分けて営業とエンジニアで分かれていて、僕は情報系を少しかじっていたのでエンジニア職で採用され、インフラエンジニアとして社会人人生の第一歩を歩みました。

ネットワーク機器をいじり倒したり、ファイルサーバーを構築してみたり、AWSらのクラウドサービスでシステム構築したり、ITインフラの裏側を支える仕事です。

10人ぐらいの部署のルーキーとして社会人生活を踏み出した訳です。

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とにかくつまらなかった

僕の転職理由はとっても単純で「仕事がとにかくつまらなかった」これに尽きます。

僕は前職を2年きっかしで辞めたのですが、1年経過したあたりから「この仕事を続けて幸せになるビジョン」が見えませんでした。

僕はインフラエンジニアになる事をもの凄く熱望していた訳ではないのですが、何となく面白そう、ITシステムの裏側ってなんか凄そう、みたいなITインフラの知識がないが故にそこに対する好奇心、ぼんやりと魅力を感じてインフラエンジニアをやってみたいという気持ちがあり、部署もその希望に沿って配属されました。

まあただ実際業務にあたってみると、顧客がシステムを操作出来るように作業手順書を作成したり、真っ黒い画面にひたすらコマンド打ったり、クソ重いサーバーをラックに積み上げたり。

サーバーって実はめちゃくちゃ重い

上流~下流工程まで一通り経験しましたが、ITシステムの構築というのは決して面白いものではないないなと思っていました。

特にインフラというのはシステムがきちんと動いて初めて意味があります。どんな画期的な技術を使ってシステムを作り上げたところで動きませんじゃ意味がありません。ネットの速度めちゃくちゃ速いけど、5分おきに繋がらなくなりますじゃ目も当てられないじゃないですか(笑)

なので今まで動いていた既存のシステムを踏襲して、顧客の要望に合わせてほんの少しだけカスタマイズして納品する。今までの技術を使いまわす傾向が強いので、クリエイティブなことは一切出来ません。

この点が僕がつまらないと感じていた最たる部分です。

これは法人向けにインフラを提供するという特性上仕方がない事で、この先も大きく変わることはないと思います。

またITインフラは動いて当たり前なので、人から感謝される事ってほとんどありません。

特に法人向けなので、構築したITシステムを使っている人はこれは誰が作ったかなんて興味ないし、仮にトラブルで動かなくなったら、何してんだよふざけんなとキレられます。

いきなりネット繋がらなくなったりみんなキレるでしょ

人から感謝されるって働く上でかなり重要で、誰かのためになっているんだけども、それを感じ取る機会に乏しく、モチベーションもなかなか上がりませんでした。

他にも細かい事はありましたが、これらの要因から仕事がつまらないなあと感じて転職を決意しました。

ちなみに給料だけは良くて1年目からボーナス60万ぐらいもらえてました。家賃も8割免除。待遇面には全く不満はなく、新卒としてはなかなかに破格の待遇だったと思います。

その分金使いも荒かったので、出ていくお金も多かったけどね

よく分からん女に金貢いでたしな

自分の時間の9割はゲームしてた

大学生の時も社会人になっても、暇なときはゲームばっかりしていました。

周りから見てもかなりゲーマーな部類だったと思います。

僕の場合、転職でどの業界や職種にしようと悩むことはほとんどなくて、ゲーム業界でプロモーション系の仕事がしたいと明確に決まっていました。

前職の経験から、多少なりとも好きな事に携われる仕事でないと、「仕事で幸せを感じる」事は難しいと考えていました。

また法人向けにサービスを提供している仕事よりも、サービスを受けた側の反応をたくさん感じる事が出来る仕事、いわゆるBtoCの会社がいいなあと思っていたので、業界と職種を考えるのに時間はかかりませんでした。

元々就職活動の時もゲーム会社に就職する事を考えていたこともあり、転職活動の軸はしっかりしていたので、行動するのもスムーズだったと思います。

転職先は決まってないけど退職届を出した

転職を決意してから、自分でも驚くぐらい行動が速かったです。

この会社で時を過ごすのが急に意味のないものに感じてきて、とにかく速くこの会社を辞めて違うことをしたいとと思っていました。

また後1年この会社で働けば、俗にいう第2新卒ではなくなるのでその辺の焦りもありました。

この時期まだ次働く会社が決まっていた訳ではないのですが、気が付いたら退職届を出していて、その後約2か月で辞めました。勤続年数が丁度2年の時でした。

仕事を辞めて、次の会社が決まるまでフリーターでもアルバイトでもいいと思っていましたし、自分の中でゲーム業界で働きたいという強固な意志があった事を覚えています。

転職活動はかなりエネルギーを使う

転職活動を経験したことある方なら分かると思うんですが、転職活動って大変です。

職務経歴書を書いたりや会社選びをするのはもちろん、エージェントとやり取りしたり、面接での受け答えを考えたり、それを働きながら同時並行する訳なので体力も気力も使います。

特に未経験の業界・職種となるとなかなか求人も見つからず、エージェント経由でも同じ会社の同じ求人で被るなんてことはザラでした。

それでも転職活動を経験したことのない僕からしたら貴重な情報源でしたし、担当エージェントとも結構頻繁にやり取りして、転職ノウハウやゲーム業界について多少理解を深める事が出来ました。

エージェント以外にも会社サイトの求人に直接応募したり、Twitter経由でカジュアル面談の打診をしたりもしました。

そもそもゲーム会社ってそんなに数が多くなくて、大手ゲーム会社なんて両指で数えるほどしかありません。そして大手は余程の何かしらのスキルに秀でていなければ、業界職種未経験のペーペーなんてなかなか採用してくれません。

ゲーム業界とはざっくり絞りつつも、Eスポーツの会場設営みたいなこれはゲーム業界なのか?みたいな会社にも応募しましたし、それこそちゃんとゲーム作っている会社なんだけどインフラエンジニアの採用求人をエージェントから紹介されまくったりしてました(笑)

業界職種未経験で転職するのは当たり前だけど大変なんです

書類通ったところは夜中まで紙に書きだして面接対策してたよね

マーケティング職を選んだ理由

僕はインフラエンジニアとしての知識はそこそこあったけど、エンジニアの仕事は何が何でもしたくありませんでした。仮にエンジニアで内定が出ても絶対に行かないと決めていました。

そこで折れたらそもそも転職をした意味が根底から失われる事になります。

ただデザインが出来る訳でもないし、ゲームシナリオなんて考えた事もないので、残された職種はゲームプランナーか企画職、広報職ぐらいでした。

そんな中ゲーム自体は作れないけど、そのゲームをみんなに知ってもらうためにプロモーション立てたり、広告を打ったりする仕事は非常に魅力的に見えました。

今はその反応がSNSを通して見れたりしますし、オフラインイベントなら直接ユーザーリアクションが見れる。

こう言った反応がダイレクトに見れることは、前職で重要な要素だと思っていたので、なるべくこの軸をぶらしたくありませんでした。

なのでマーケティング、企画系の職種を第1志望で転職活動をしていました。

最終的に何社内定を貰ったか

まあそんなこんなで転職活動を続ける事、3か月。

最終的に1社に内定を貰いました。丁度コロナの人数が過去最高を更新したニュースが流れていた時期でした。

社名は出せませんが、ソーシャルゲーム開発が主軸のゲーム会社でマーケティング職での採用を頂きました。

完全にやりたい事に合致している条件だったので、二つ返事で採用が出た会社には連絡しました。

土日含め、睡眠時間もかなり削って転職活動にリソースを当てていたので、もの凄く嬉しかったですし何よりホッとしました。会社の会議室でバレないようにweb面談とかしてましたし(笑)

退職日が残り1か月を切っていた事もあって、無職・フリーターを余裕で覚悟していたので、とにかく安堵した事を覚えています。

実際に面談した数はそんなに多くなくて、5・6社だったと思います。書類ではじかれたのは多すぎて明確に覚えていませんが40社とかだったと思います。面談に関してはすべてオンラインでした。

ちなみに無職になったら同棲している彼女に振られるという恐怖もあった(笑)

その彼女とは結婚まで行ったから大したもんだ

転職して感じている事

良い意味でも悪い意味でも、仕事のやり方や常識がガラッと変わりました。

メール文化だったのがチャット文化になり、Microsoftoffice文化がGoogle文化に変わり、会社の平均年齢が45歳ぐらいから30歳ぐらいに変わりました。

もう何もかも違います。共通点を探す方が難しい(笑)

そして仕事がめちゃくちゃおもしろい。

これは前職の経験を活かして、自分の仕事の適性と価値観を分析出来たことが一番大きかったと思います。

ゲームというのはユーザー至上主義で、ユーザーに楽しんでもらう事が全てと言っても過言ではありません。この前提を満たして初めてマネタイズ出来るビジネスモデルです。

そのマネタイズの一環として今は自分で考えた広告を世に出したり、プロモーションを実施したりしていますが、ユーザーの反応を見れることが怖くもあり、とても楽しくもあります。

間違いなく転職して成功だったと確信しています。

長期的に自分の考えがどうなるかは当然分かりませんが、現時点ではこの仕事をこれからも続けていきたいと思っています。

ただ良い事ばかりではなくて、給料は下がりました。

もともと福利厚生含めかなり新卒、2年目にしてはかなりもらってたので、金銭的な面ではやや厳しくなりました。

仕事内容には満足しているので、今後どうキャリア形成して給料を上げていけるかを考えなければいけませんね(笑)

仕事に行くのがマジで苦痛じゃなくなった(笑)

前の会社の時は日曜になると露骨にテンション下がってたもんな

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まとめ

ここまで読んでくださった皆様へ。

僕は転職をおすすめしたいわけでも、ゲーム業界をおすすめしたいわけでもありません。

ただ人生の多くの時間を費やすであろう仕事において、ぼんやりと現状を変えたい、何かに挑戦したいと思われている方に少しでも有意義な選択をしてもらいたい。

少しでも1歩を踏み出す足がかりになれれば幸いです。

ゲーム業界へ未経験で転職したいと思っている方はぜひこちらの記事も見て下さい。

ご愛読ありがとうございました。ミライ物語でした。

ありがとうございました!
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